歯医者に行く時にかかる費用について💸

患者さんに説明する歯科衛生士 臨床

こんにちは!

本日は、歯が痛くなったり、詰め物が取れたりして歯科にかかりたいとなった時にかかる点数や簡単な治療の流れについて書いていきたいと思います。

まず、歯が痛くなったり、詰め物が取れたりしたら、歯科に電話をして予約を取っていくと思います。もちろん予約無しで行ってみても良いですが、今では予約のみの病院が多いので急にいっても診てくれない可能性があります。また、もし診てもらえたらとしても、待ち時間がかなり長くなってしまう可能性があります。

(※以下の治療の計画や点数は、イメージを膨らませてもらうための概算であり、あくまで一例です。)

さて、予約を取って、当日病院に行くと、まず基本診療料の初診料の267点(大体一回その歯医者にかかって2ヶ月以内なら再診となり、その場合は再診料58点)がかかります。また、歯管と呼ばれる治療を行っていく上での管理料である歯科疾患管理料100点も基本的にはかかることが多いです。これらの点数はカルテを作り、関連書類を書き、患者さんに説明すると発生する点数というイメージです。

ここから、歯が痛くて虫歯を治してほしいといった場合は、デンタルX線58点(歯のレントゲン)を撮影したり、口全体のレントゲン写真402点を撮影したり、ポケット検査400点をしたりしていきます。

そこから、検査結果を踏まえて、虫歯の治療に入ります。基本的には歯を削る点数が約130点、詰め物をする点数が約130点程です。

ここまでの点数を合計すると大体1000点〜1300点ほどになるかなと思います。患者さんが払う点数はこれの3割であることが多いですので、300点〜400点分の支払いとなります。1点10円の計算ですので、3000円〜4000円の支払いです。これが高いと感じるかどうかは人それぞれですが、概算だけでもこのくらいの点数がかかりますので、他の細かな点数や継続的に通院することを考えると、まだ支払い分は発生していくかと思います。

人によっては、治療を含めてメンテナンスを継続的にしていきたいと思う患者もいる一方で、痛い部分だけを治してほしいと思う患者もいます。虫歯の治療をすぐに行なってくれずに、スケーリング(歯石とり)等をしてからやると言われたから、病院を変えたという患者さんの話はたびたび聞きます。エビデンスに基づいた治療を考えると、確かに歯石取りなどをしてから虫歯の治療をするのは流れとしてはより良いのかもしれませんが、これは歯科医院の売り上げ的にもそちらの方が良いことが多いのです。患者さんが求めていなくても、エビデンスに基づいた治療や医院経営を優先した治療を強要するのか、患者さんの求め通りに治療していくのか、歯科医師ごと、病院ごとに考え方が異なるところで、いい按配を探っていくことは難しいところです。

今回は、歯科でかかる費用について、概算ではありますが書いてみました。軽く虫歯の治療を例に考えただけでも、色々と考えることや発生する点数があります。

今後は、患者さん側にも、歯科の通院で発生する点数(料金)についての理解を深めてもらえたら嬉しいので、シリーズ的にちょくちょく歯科医療保険点数についてのブログを、今回よりも分かりやすく書いていこうと思います。

以上です!本日もありがとうございました😬

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