こんにちは!
転けたり、喧嘩をしたりして、子供の歯が抜けてしまった時どうしたら良いか知っている方も多いとは思いますが、知らない人も少なくはないと思います。
本日は、子供の歯が抜けた時の対処法について書いていきたいと思います。
子供の歯はまずは乳歯が生えて、そこから乳児が抜けて永久歯が生えてきます。乳歯は、下から永久歯が生えてくると、乳歯の根っこがなくなっていき、グラグラし始めて、最終的には抜けてなくなります。ですから、転けた衝撃等で歯が抜けた時も、もともとグラグラしていた乳歯なら問題はあまりありません。もしかすると、抜け方次第では、乳歯の下にある大人の歯(永久歯)に悪影響を与えている可能性もなくはないので、きちんと歯科にかかり、経過を見てもらうのが好ましいです。
しかし、永久歯(大人の歯)が抜けた時は話が違ってきます。永久歯は、生えてきてから死ぬまで使う歯であり、一回きりしか生えてきませんから、一回なくなってしまうと、歯科でブリッジや義歯を入れて人工的に歯を入れなければならなくなります。
永久歯が抜けた時には、その永久歯を再び抜けた部分へ戻すことで、元通りに使っていける可能性もあります。しかし、抜けた部分に戻しても元通りに使っていけない可能性もあります。そこで、できる限り元に戻るように歯が抜けた後の対処法について書いていきたいと思います。
まず、歯がポロッと抜け落ちてしまったら、地面に落ちるでしょうから、汚くなってしまったとゴシゴシ洗いたくなるでしょう。しかし、それはNG行為なのです!歯の根っこの部分には、歯根膜がついており、これを乾燥させないように付いたままにしておくことが重要なのです。抜けた歯もできるだけ、歯の頭の方を持ち、根っこの方は触らないようにしましょう。
抜けてしまった歯は、歯科に持っていく必要があるが、それまでどうやって保存しておくのが良いのか。
歯の保存方法としては、4通りあります。
1つ目は、歯の保存液です。小中学校には設置されていることも多いので、もし、学校で抜けた場合はこれにそっと付けておくことが1番です。
2つ目は、牛乳です。非常に意外ですが、牛乳は、歯に近いpHを持っているため、乾燥を防ぎつつ、歯根膜にダメージを与え時に済むのです。
3つ目は、ラップに包んでおくです。先ほどから書いているように、歯根膜は乾燥させないようにしないといけないので、どうしても、保存液や牛乳がない時は、ラップにそっと包んで乾燥を防いでおきましょう。

4つ目は、口の中にいれておくことです。口の中のpHも歯と近くなっており、湿潤状態であるため、乾燥を防ぎつつ、歯根膜を守ることができます。しかし、地面に落下した歯は清潔ではないですし、間違って飲み込んでしまう可能性も高いため、注意は必要です。
以上、子供の歯が抜けてしまった時の対処法について書かせてもらいました。保護者の方や教育現場のスタッフの方は、子供の歯が急に抜けると焦るとは思いますが、冷静な判断をして、子供が今後一生使っていく永久歯ができる限り失われないようにしましょう❗️
本日もありがとうございました!